skillup

技術ブログ

Git

gitのfetch/merge/rebaseについて その2

投稿日:

以前、gitのfetch/mergeについての記事を書きましたが、理論的なことは書いてあっても実際に処理の流れをかいていなかったので、今回はそのことについてメモリます。

競合が起きるとき

gitでは一般的に

  1. (fetch and merge ) or pull
  2. 何らかの改修
  3. add & commit
  4. push

という流れをとりますが、下記のようなケースでは競合が発生します。

Step1 山田さんがAをコミット→プッシュ
Step2 鈴木さんがプル後、Bをコミット→プッシュ
Step3 山田さんはBをプル
Step4 鈴木さんはD、Eをコミット→プッシュ
Step5 山田さんはプルせずにCをコミット

図で書きますと以下のような状態です。

山田さん
A→B→C

鈴木さん
A→B→D→E

リモート
A→B→D→E

この状態でmergeをしますが、同一ファイルに差分がある場合、自動でマージができず下記のようなメッセージが出力されます。こういったファイルの状態ことをコンフリクトが起きているといいます。

コンフリクトの解決

このような場合、自動でmergeが働かないため、エディタでファイルを開き、下記のような競合を解決する必行があります。

vim file3

これはローカルのコミットが上段でfetchで取り込んだリモートのコミットが下段という意味です。

これらを取り除き、下記のようにします。(通常はどちらかに合わせることが一般的でしょう。)

 

このあとgit add & git commit と入力するとこの時点で競合を解消したというメッセージがすでにできています。

以前はNetbeansでやっていたので、この処理をしっかり意識せずやっており、気づいたら解消されていたみたいなケースがあったので気を付けたいところですね。

参考

gitのfetchに関して

gitのfetch/merge/rebaseについて

-Git
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

git tag

あまり普段から使ってこなかったgit tagについて。 使う用途ですが主にリリースポイントについて印として使います。 通常のタグの付与

no image

最新版のgitをソースから&git diffおさらい

Contents1 gitをソースから2 git diff gitをソースから gitはyumから入れてもいいんですが、バージョンが古かったりすると機能がいろいろと制限されるなどのデメリットもあります …

no image

Gitで差分を見やすく表示する方法

gitの差分確認ですが、デフォルトのコンソールの画面だと下記のようなわかりにくい表示になります。 差分をチェックしたい場合はやはり左右にわけてしっかり見ることができたほうがいいですね。 この実現の仕方 …

no image

git flowについて

最近、現場で少し使うようになったgit flowに関して。 gitでbranchを切って開発をする場合、 git branch ブランチ名でブランチ作る なんらかの開発 開発が終わったらgit mer …

no image

Gitについて基本頻出系

Gitでよく使うコマンドのまとめなんぞを。 Contents1 リポジトリ作成&基本設定2 リポジトリ取り込み系3 インデックス登録→コミット→リモート登録→プッシュ4 SSH設定5 変更戻し …

アーカイブ