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転職エージェントについて

公開日: : 最終更新日:2020/02/13 IT業界の実態

さて、エンジニアとして転職を考えている人であれば転職エージェントを使っている方も多いのではないでしょうか。私も使った経験はあります。

また前職はプログラミングスクールだったのですが、ビジネスモデル自体は人材紹介でしたので実質、転職エージェントでした。

私は営業ではなくてカリキュラムを考えたり、講師をしてたんですけどね。

以前は転職エージェントはごく一部のエグゼクティブな方だけだったらしいのですが、今ではかなり一般の方も使っていますよね。

エンジニアも求人倍率が高いせいか専門の転職エージェントがかなりあります。

今回は転職エージェントをトピックに色々と書いてみようかと思います。

転職エージェントが無料な理由

一般的には転職エージェントは無料で使うことができます。

ご存知の方も多いかと思いますが、システムを説明しておくと、以下のような流れになります。

  1. 転職エージェントが求職者に求人を紹介
  2. 求職者が実際に応募
  3. 面接や適性検査などを受け内定獲得
  4. 内定獲得後、入社を承諾

求職者が入社した場合に紹介料として、だいたい年収の30%前後が支払われる完全な成果報酬パターンが一般的で、早期退職すると紹介料の一部(あるいは全額)を返還します。

年収500万の人だったら入れるだけで150万ですよね。これだけ聞くと美味しい仕事なのかな?なんて思うのではないでしょうか。

ただまあ、実際にやってみると求職者を募集して、求人紹介して、日程調整して、面接受けてもらって、内定を取って、その後入社っていうプロセスに行きつかないことが多いんらしいんですよね。

どんなに親身に対応しても入社しないと、その分の人件費が丸々コストになります。一般的には登録者10人に対して2人ぐらいが入社するとのことですので、逆にいうと残り8人は空振りになってしまいます。

特に内定を複数とって辞退って嫌ですよね・・・・

すいません。私がそうなんですけどね(汗)

昨年(2019年)末、某エージェント経由で内定をいただいたんですが色々考えた結果、辞退させていただきました。

エージェントからしたら嫌な求職者だっただろうなあと思います。

企業側から見た転職エージェントとは

転職エージェントにお金を払うのって企業なんですよね。だからお客さんって求職者ではなく企業になります。

私も含めて世の中の大多数の人は雇われる側の方だと思うのでわからないかもしれないんですけど、雇う方(採用)ってものすごい大変な作業だと思います。

私も前職で少しだけ採用活動をしたりしてました。と言っても社長から言われて面接しただけなんですけど、募集だけを見ても大変さが想像できました。

採用で大変なことその1 募集

まず大前提として人が応募してきてくれないといけません。この募集活動自体が普通の企業にとっては非常に大変です。

一昔前までは転職サイトに告知をしたり、求人雑誌にお金を払って告知するんですけど、これって成果報酬じゃないですからね。

人が来ようが来まいが、お金を払うことになります。

しかも来てくれる人すべてが自社にあっているかどうかはわかりません。全然応募条件に合致しない人の応募もたくさんあるはずです。

まず人にきてもらうってだけで一般の企業にはハードルがかなり高いです。

多くの企業がスポンサーになったり、立派な場所に立派なオフィスを構えたりするのは営業的なものもそうですが、同じぐらい採用目的だったりもするようです。

サイバーエージェントの藤田社長の伝記でも採用目的のために家賃数百万のビルに引っ越したり、上場したりなんてことが書かれてました。

それぐらい採用するために人を集めるのが大変なことなんだと思います。

前職の常駐先は立地もよく、モダンな開発内容を扱っていたこともあり、エンジニアにとって魅力的な職場だと思ったんですが、エンジニアの採用は一切やっておらず、基本我々のような派遣を使っていました。

仕事はかなり忙しくいつもエンジニア(特に経験者)が欲しいとは言ってたんですけどね。

役員の方にきいたところ、「募集しても人が来ない」ことからなかば諦めていたようです。

就職難なんてことが言われる時代もありましたが、その多くは誰もが知っているような大手企業に入るのが難しいということで、一般の中小企業などは不景気の時代も含めていつの時代も人が来ない・・というのが恒常的な悩みのタネのようです。

新卒で毎年多くの学生が入るなんていう時点で相当の募集能力がある企業だと思います。

そしてそんな会社は世の中全体からするとごく一部だと思います。

エージェントに頼むと募集の部分を完全にうけおってくれるため、無名企業でも求職者を集めることが可能になります。

採用で大変なことその2 スクリーニング

採用の場合、お客さんを募集するのと比較にならないぐらい、来てもらう人を選別する必要があります。

仕事によっても違いはありますが、どの企業も大きくは

  • 能力
  • 人格
  • 年齢

の3つで選別をします。ただでさえ、募集が大変なのに、この3つの要素の部分がある程度揃った人だけをさらにスクリーニングする必要があります。

特に中途の場合、求職者はバックグラウンドがバラバラで比較が難しいんですよね。エージェントの場合、多数の求職者を見ているので、人材の市場価値を相対化することができます。

そのため、この3つの要素を見て、内定の可能性がありそうな企業の求人を紹介します。(内定の可能性がないところに応募させてもメリットはないためしないかと思います。)

このため、お金をかけずに「自社にあった人材」とめぐり遭うことができます。
しかも入社しない限り、お金を払う必要がありません。

こう言ったプロセスが大多数の企業ではいかに大変かを想像すると年収の3割というのがそんなにおかしな金額ではないかと思います。

転職エージェントの仕事の本質は「採用代行」

ここまで企業側の目線に立って見てきましたが、転職エージェントは求職者が転職相談をする場所ではなく、企業の採用代行や採用の外注化ということができるかと思います。

転職できそうな人とできない人では担当者の対応も変わると思いますし、「転職相談」をする場所でもありません。

登録料が無料なのも採用業務の外注化と考えると、ある意味当たり前の話で求職者の登録をはっきりと「仕入れ作業」なんて言っている方もいました。

これは批判とかではなくて、ビジネスモデル的に当たり前のことかと思います。

ただこう言った特色があるため求職者側から見ると、

  • 複数の企業の求人を一度に見れる
  • すすめられた時点である程度内定の可能性がある
  • 日程調整をしてもらえる
  • レジュメの添削や面接練習など転職の一般的なサポートをしてもらえる

などのメリットがあるためおすすめかと思います。

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