リーダブルコードシリーズ第2段、名称について。
コードにおいては名称がとても大切で、正しい命名づけなどはなかなか難しいです。
以下に大事で重要だと思ったポイントを。
具体的でわかりやすい名前を付ける
変数の名称ですが、汎用的すぎるもの(data,tmp,res)などは指している対象があいまいなため、名前をみただけでは何か判断できないことが多々あります。なるべく具体的な名称にしましょう。
また一貫性も大事で、データを取得する場合は、get+~、保存する場合はsave+~などに決めておきましょう。
名前の規則はスコープにも依存する
tmp(あるいはこのような汎用的な名称)は変数名に適していないと書きましたが、これらが必要な場合もあります。本当に一時的で変数の残存期間が数行ならtmpでも問題ないでしょう。
このように名称をどのように決めるかは変数の影響範囲であるスコープに大きな影響を与えます。スコープが大きい場合はできるだけ具体的な名称にすべきですし、そうでない場合はある程度、短い変数をつかってもよいでしょう。
長くなりすぎることを避ける
これ私の悪い癖なんですけど、変数名が長くなりすぎてしまうんですよね。その場合の対処法としてもリーダブルコードは下記のようなことをあげています。
短縮形を使う
短縮しても問題ない情報を短縮します。その場合、プロジェクト全体で短縮のルールなどが共有されている必要はありますが。あとは接頭語や接尾語などを付けるなども短縮化に一役買います。
不要な単語を避ける
名詞だけでつないでもOKな場合は動詞を削ってしまうなど、とにかく削れる単語がないかのチェックです。doみたいな動詞は汎用的すぎるのでいらないことが多いでしょうし、ConvertToStringはtoStringでもいいでしょう。
フォーマットを決める
これはあまりなかったです。例を挙げるとクラス変数ならアンスコをつけて、ローカル変数ならなにもつけない、といったルールを使えば簡単にクラス変数とローカル変数を区別することができます。
参考リンク