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CSSの適用ルールと継承について

投稿日:2016年7月15日 更新日:

前回のエントリーでも書いたようにいまいちわかっていないことが多いので、復習します。

セレクタの種類

CSSのセレクタには下記のようなものがあります。

  • ユニバーサルセレクタ * 全対象のセレクタ
  • クラスセレクタ  .warningのようにクラスにつけるセレクタ
  • IDセレクタ #headerのようにIDにつけるセレクタ
  • HTML要素セレクタ h1などのようにhtmlの要素につけるセレクタ
  • 属性セレクタ input[name=”hoge”]のようにプロパティを指定するセレクタ
  • 子孫セレクタ h1 p などh1の下のpに影響
  • 子要素のみのセレクタ h1 > p h1直下のpのみに影響 孫はダメ
  • 疑似クラスセレクタ,疑似要素セレクタ a:hover、p:first-childなど

実際にはこれらのさまざまな組み合わせがあります。隣接セレクタというのもありますが、あんまり見ないので省略します。

例 HTMLセレクタ&クラスセレクタ div.warning{}など

意外と知らない!?CSSセレクタ20個のおさらい

セレクタの詳細度

前回もちょっと触れましたが、要はどのCSSが適用されるかのルール適用のガイドラインみたいなもの

  • IDで指定されるごとに合計値 0,1,0,0を加算
  • クラスと属性選択、疑似クラスごとに0,0,1,0を加算
  • HTML要素、疑似要素ごとに0,0,0,1を加算
  • ユニバーサルセレクタは加算されない
  • インラインは1,0,0,0

html > body table.data_table みたいのものは0,0,1,3になります。

上記ルールで最も点数の大きいものが適用されます。(左にあるものは桁に相当するので 0,0,1,0 > 0,0,0,20 になります。)

詳細度が同じものは後ろに書いたものが優先されます。

例外として!importantはすべてのCSSを上書きします。

MDN Web Docs 詳細度の計算方法
エンジニアはもう一度CSSとちゃんと向き合ってみよう – 詳細度編

継承

CSSでは親があるプロパティを持っていた場合、内包される子に対してはそのプロパティが継承されます。

上記の場合em要素も色は赤になります。

また下記のような特徴もあります。

  • ボックス系のプロパティ(マージン、パディング、背景、ボーダー)は継承されない
  • 継承に詳細度はないので、例え0,0,0,0の詳細度であっても詳細度があるものが優先される

上記の場合、emはredになります。

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