ソフトウェアデザインにおいて必要な要素の列挙
Contents
安全な探求
よくわからない状態でソフトウェアを使っても安全につかえるか。
例 Undo、戻るボタン、ディフォルトに戻す、一定時間の保存、リビジョン保存
即座の喜び
やりたいことをすぐに実現できるか
例 ボタン配置やストレスのないデザイン。プレビュー表示。阻害要因としては煩雑なユーザー登録や操作説明、広告
最小限での充足
見た目ですぐに使用法がわかるか。ソフトウェアを使う多くの人は大変な「めんどくさがりや」複雑なインターフェイスは分割して、最小限での充足を考える。
例 分かりやすいラベル(見た目&言葉)
途中での方針変更
途中で操作をやめたときに、その中断地点にすぐにもどってくることができるか。
回答の先送り
ユーザーがあるタスクを実行しようとしたときに、現段階では不要に思えるステップをスキップできるか。
- ユーザーに対してあまり多くの先行的選択を迫らないこと。
- フォームでは入力必須に目印をつけ、多くしすぎない。任意入力に関しては無回答でもすすめるようにすること。
- わかりやすいディフォルト値を設定できること。
例 会員登録画面などで煩雑な詳細項目をあとで入力できないか
少しずつの組み立て
パーツ部分の組み立てを行い、全体像のフィードバックができるか。部分のフィードバックをすることができるか。
習慣化
ユーザーが使っているソフトウェアの操作と矛盾がないか。一度習慣化すると簡単にはもとに戻れない。例えばCtrl+Sで保存以外の操作をさせるなどはNG。
空間的な記憶
ユーザーは機能などを場所によって記憶しておくことが多い。(この機能は右上のここら辺にあったはず・・など)そういった習慣にはんするようなポジショニングをしていないか。
展望的な記憶
後回しにしても忘れずに参照できるような機能があるか。
例 ブックマーク機能、各種リマインダー機能
繰り返しの効率化
何度もやるような操作は、繰り返しや一括操作を行うことができるか。
例 ショートカット,unixコマンドの上下,ブックマーク、履歴機能
キーボードのみ
すべての操作をキーボードのみで行うことはできないか。
他者のアドバイス
他人のアドバイスのフィードバックを受けることができるだろうか。
自分なりに大別すると安全性&視覚的な省エネ&操作的な省エネといったことになりそう。操作的な省エネは比較的思いつきやすいけど視覚的な省エネが見落としがちなのでここら辺は強調しておきたい。