今回はインターフェイスにおける動詞、つまりは「なんらかの行動(新規作成、表示、編集、削除)」についての解説です。
なんらかの行動に関してはほとんどのアプリケーションでボタンで実行されることが多いのではないでしょうか。ここではそのボタンの配置に関してのスキルです。
ボタンのグループ
関連のあるアクションを縦か横に整列した小さなボタンの集まりとして表現する。3つか4つより多いアクションがある場合には、その集まりを複数作る。
ボタンの名称は明確な動詞や動詞句を使い、同じ幅と高さにすべし。
例
すべてのアプリケーションのボタン
アクションパネル
メニューを用いる代わりに、リッチな構成で常時表示されるUIパネルの中に、関連するアクションを含む大きなグループを表示する。
ボタンのグループにするには多すぎるぐらいの、多数のアクションを表示する必要がある場合。
目立つ完了ボタン
ページの保存や送信や決済など処理を完了するためのボタンは大きく、わかりやすいラベルの付いたわかりやすいものにする。
プレビュー
あるアクションを実行したら何が起こるかについて、プレビュー画面または概要をユーザーに示す。
例
印刷画面やブログの保存、購入処理などの自分が「正しい」処理をしているかどうかの判定を必要とするケース
プログレス表示
時間を要する処理について、どれくらい進行したかをユーザーに示す。
例
時間を要する処理全般(大量データの更新やダウンロードなど)
キャンセル機能
時間を要する処理を副作用を起こすことなく即座にキャンセルする方法を用意する。
例
時間を要する処理が約2秒間以上UIに割り込んだり、バックグラウンドで実行される場合。
マルチレベルのアンドゥ
ユーザーが実行した一連のアクションを、逆の順序で簡単に戻せる方法を用意する。
例
Photoshopの履歴ウィンドウ画面
操作の履歴
ユーザーがアクションを実行するのに従い、何が実行されたのか、何に対していつ操作が行われたのかを視覚的に記録しておく。
例
ユーザーがGUIまたはコマンドラインを用いて、長く複雑な一連のアクションを実行する場合。
操作のマクロ
マクロはより小さな別々のアクションで構成された単一のアクションである。
例
連続するアクションやコマンド実行を要求されるような操作