オフィスでサーバーをたてていますが、普段使っているメインのPCとのファイルのやりとりをSFTPクライアントなどでするのが面倒くさいので、同期させるためにSambaをインストールしました。
環境ですが、以下の通りです。
メインPC:Windows10:192.168.1.29
サーバー:CentOS7.2:192.168.1.28
インストール
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yum -y install samba #設定ファイル変更 vim /etc/samba/smb.conf [global] (追加) server string = SERVER [homes] (追加) writable = yes (←noになっていればyesに変更) [Share](これを一番最後に書いておくと共有できます) path = /var/www/html/ (共有したいパス) writable = yes create mode = 0777 directory mode = 0777 |
windowsからの利用者の登録
windowsから同期させた時にログインするユーザーを決めておきます。すでにCentOS内に登録されているユーザーであればOKです。
パスワードはCentOSにログインしているものと同じものを使って構いません。
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pbdebit -a ユーザー名 new password:(パスワード入力) retype password:(再度パスワード入力) 登録後下記のようなメッセージが出力されます。 Unix username: ユーザー名 NT username: Account Flags: [U ] User SID: 英数字&ハイフンの文字列 Primary Group SID: 英数字&ハイフンの文字列 Full Name: ユーザー名 Home Directory: 同期されるフォルダのパス HomeDir Drive: Logon Script: Profile Path: ユーザーのprofile path Domain: LOCALHOST Account desc: Workstations: Munged dial: Logon time: 0 Logoff time: 木, 07 2月 2036 00:06:39 JST Kickoff time: 木, 07 2月 2036 00:06:39 JST Password last set: 火, 23 5月 2017 14:33:54 JST Password can change: 火, 23 5月 2017 14:33:54 JST Password must change: never Last bad password : 0 Bad password count : 0 Logon hours : FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF |
起動&自動起動
あとは普通にsystemctl で起動&自動起動設定にしてあげればOKです。
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systemctl start smb.service systemctl start nmb.service systemctl enable smb.service systemctl enable nmb.service |
メインPCからアクセス
ここでメインPCからアクセスしてみましょう。
フォルダのところに\\IPアドレスと入力するとログインウィンドウが開くと思いますので、先ほど登録したログインユーザー名とパスワードでログインすると、ディレクトリがみえるかと思います。
※アクセスできない場合はポート(ディフォルトだと445)などを開放しているか確認しましょう。
追記
私はfirewallは使っていませんが、外部に公開しているような場合は使ったほうが良いかもしれません。