skillup

技術ブログ

サーバー・ネットワーク

Let’s Encryptによるhttps化

投稿日:2020年5月11日 更新日:

以前下記の記事で、herokuでLet’s Encryptを使おうとしたのですが、結局使うことがありませんでした。

herokuでのLet’s Encrypt設定

どこかで使おうか・・と考えていたのですが、よく考えるとこのブログ自体httpsでなかったんですよね・・・。

このご時世、httpはまずいなあ・・と思い、https化しました。

その時のメモを。

中間証明書と秘密鍵の作成

今回はLet’s Encryptで作成しましたので、先ほどのリンクを実行し、

をサーバーの任意の位置に配置すればOKです。

通常証明書などは業者から年数千円〜数万円で購入するのが一般的かと思います。

その場合、「SSLの設定に関して」を参考にしていただければと思います。

あるいは信頼度も低くていいのであればオレオレSSLという方法もあります。

モジュールセット+apache設定ファイル更新

証明書(正確にはサーバー証明書と中間証明書の合体)と秘密鍵をサーバーにおいたあとはapacheかnginxのファイルに書き込みをします。

今回このブログはapacheで動かしてますのでそちらの設定手順を。

ライブラリインストール

Apache httpdで作るHTTPSサーバ

設定ファイル

/etc/httpd/conf/httpd.conf

上記の NameVirtualHost *:443 の部分を追加。これを書かないと個別のVirtualHostの設定が効きません。

/etc/http/conf.d/個別のvirtualhostの設定ファイル

上記設定を80番の下に追加します。

このあと、apache再起動すればOKです。

SSL でも VirtualHost (Apache2.2)

ポート開放

CentOS6ならiptables、CentOS7ならfirewallで443を開放します。

CentOS6の場合

CentOS7

起動したあとはこちらで443ポートが開放されているかを下記ツールで確認しましょう。

CMAN

.htaccess修正

最後にhttpでアクセスした時に強制的にhttpsに飛ばすようにアプリ側にhtaccessを追加しましょう。

今回、WordPressだったので下記のように設定しました。

追記

ちなみに画像やcss、jsにhttpのものが入っているとconsoleに下記のようにエラーメッセージがでて、httpsなのに、ブラウザの鍵マークが付与されません。

ありえる原因としてはコードの中に直でhttp://で書いている場所などがあるため、その部分を修正することにしましょう。

-サーバー・ネットワーク
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

nohup(sshログアウトしてもコマンドは続く)+ StickyBit(誰もで書き込み自由)

インフラ系の小ネタです Contents1 nohup2 Sticky Bit(スティッキービット) nohup sshでログインしている時に長時間かかるような処理を実行中、ログアウトするとそのコマン …

no image

AWSのSNSについて

AWSについてここ2年ぐらい触っていますが、以前の現場ではリーダーの方が色々やられたおかげで根本的なところが理解できておらず、家でアカウントを作ってコツコツとやってます。 今回はSNSについて。 基本 …

no image

docker上でミニサービスを起動させるまで

dockerで何とかホストOS上でサービスを起動させるところまでは終了。 Contents1 やったこと2 苦戦したこと やったこと CentOSのイメージを取得 [crayon-66ff1fe78b …

no image

カレントディレクトリ以下のすべてのCR+LFをLFに

windows環境からファイルをアップしていると文字コードがバラバラだったりすることが多々あります。 まあ何がめんどくさいかというと差分がチェックできない。これが最悪です。 gitのdiffコマンドの …

no image

form以外でのPOST送信(というかHTTP通信全般)

前回の記事に引き続きですが、APIを叩く側はformでデータを送るのではなく、コードの中にPOSTする処理を書きます。 選択肢としては curlコマンドを使う file_get_contentsを使う …

アーカイブ