skillup

技術ブログ

プロジェクト管理

テスト対策(単体テスト、結合テスト、総合テスト)

投稿日:2022年1月15日 更新日:

単体テスト、結合テストで発生した障害の分析(どんな障害が起こって、原因はなんで、再発防止に関してどうすべきか)なんかをやってます。

個人的に各フェーズで留意する点などを。

共通

テスト云々の前に各フェーズで共通にやっておくべきこととして、以下

  • テストデータ、ケースの適切な共有(日々変わってくるのでどのように共有しておくか。見やすさや視覚性を考えるとやはりExcelがベスト?)
  • 上記を重要なプロジェクトとして認識しているか(フェーズの始まりぐらいになってようやく慌てて作るパターンが多いので最重要タスクとして認識できていることがポイント。)
  • データの初期化、実行、検証プロセスを細かく回せる仕組みを準備しておく(実際の検証コストを最小限に抑える。自動テストがあればベスト。また実環境では毎回初期化は流石にできないため、投入データをdeleteするスクリプトまで書いておくと良い。)
  • DI的にローカルで検証できるパターンを用意しておく。APIなど外部環境が絡むケースではローカルで検証できず、修正コストがやたらかかってしまう。

がやはり最重要かなと思っております。

単体テスト

いわゆる単機能に対するテストですね。

起こりやすい障害、トラブル

  • 単純なコーディングミス
  • ドキュメントの記載ミス、誤記
  • 製造担当者の仕様の不理解(設計担当者の仕様の伝達が下手)

対策

  • (身も蓋もないですが)単体テスト前にある程度の動作確認をしておく
  • 仕様が複雑な部分に関するテストパターンの用意(パターンが多いケースに関しての自動化はすべし。特にバリデーション系など。)
  • 異常系発生用のプログラムを書く、あるいはその手順を明確にしておく(DBのリネーム処理など)
  • 目視で落ちやすいエラーに関してはある程度、機械的なチェックを考えておく(自動化ツールなど)
  • パターンが多いもの、効率化できるものに対しては自動化を行う

結合テスト

起こりやすい障害

  • データ量が想定と違い、いきなり画面が動かない、めちゃくちゃ重い
  • 仕様認識齟齬(思ってたのと違う、ユーザーから仕様を吸い上げきれていなかった、チームごとの連携不足)
  • 環境不備(特定環境で動かない)

対策

  • 単体テストデータ作成時に桁ぐらいは確認しておく(それによりコーディングが変わってくる)
  • テストデータを各チームで合同で作る(あるいは上位のベンダーがやりとりを行う)
  • 環境情報はなるべくコード化しておき、差異がでないようにする(仮想環境構築ツールを使う。)

-プロジェクト管理

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

プロジェクトごとのフェーズでやっておいたほうが良いと思うこと

またプロジェクトの途中ではありますが、自分の中で要件定義〜外部結合の始まりまでのフェーズを経験して思ったことなど Contents1 全般2 要件定義3 基本設計4 詳細設計5 製造6 単体テスト〜内 …

no image

ディレクション時に重要な視点

ディレクション(ベンダーや内製時)時に留意するポイント Contents1 開発ルールの構築2 アサインと人材スクリーニング3 言葉の共通化(特にアウトプット)4 問題化のキャッチアップ5 リソースの …

no image

業務フローの分解について

上流工程を担当するようになり、プロジェクトマネジメントや、要件定義、業務フロー分解などについて勉強しておいたほうがいいなーと思い、最近では読書をしております。 本日読んでわかりやすかった本は「はじめよ …

no image

問題化スキルについて

学習塾運営スタッフ時代から今に至るまで、チーム運営に置いて大切なことのスキルの一つとして問題化スキルが挙げられると思います。 突き詰めるとエンジニアとか社会人という枠を超えて、社会全体とか人類の歴史に …

no image

読書感想文:世界最高水準の採用セオリー

今まで何冊か採用の本を読みまして、人の行動を予測するのは基本的には「過去の行動」に焦点をあてることがベストというのがほぼ共通項ですが、今回紹介する「世界最高水準の採用セオリー」もこの行動面接をシステマ …

アーカイブ