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SESフリーランスエンジニアのメリデメ

投稿日:2023年10月29日 更新日:

私は現在、一応会社員なのですが、フリーランスに近い立場(案件選択可×単価連動SES)で働いております。

エンジニアの場合、フリーランスといってもエージェント経由でSESで現場に参画していると、決まった時間で働くことになり、会社員に近いため、巷でいわれているような独立とは少し違うかもしれません。

一応そんな働き方を3年ぐらいしたのですが、メリット、デメリットについて書いてみます。

私はフリーランスに賛成でも反対でもないですし、どこぞやの業者でもないので比較的フラットな視点で書けるかと思います。

個人で受託などをしているケースとは全然違うとおもいますので、あくまでSESフリーランス視点でかいてみました。

メリット

時間単価は会社員よりも高い

ちょっと当たり前すぎて書くのが憚られますが、一応書いておきます・・・

フリーランスになる人はほぼ100%、給料アップが動機かと思いますが、フリーランスの給料がなぜ高いかというと、以下の点が大きいと思います。

  • 企業から見ると教育コストを負担しなくて良い
  • 切りたい時に切れる(仕事がないときに要因を抱えなくて良い)

ようはLaravelで一通りの実装ができる人を半年間だけ3人集めたい、といった会社員では無理な用途で使いたいので単価が高くなるんですね。

案件を自分で選べる(後述するデメリットにもつながります。)

会社員であれば仕事の選択に限界があると思いますが、フリーランスの場合、当たり前ですが、選択と撤退が基本的に自由なケースが多いので、仕事を完全に自分で選ぶことができます。

  • 任意のタイミングで更新を解除できる(ただこれを頻繁に利用すると後述する未経験の仕事につくことが難しくなります。またコロコロ案件を変更することをエージェントは嫌がります。)
  • (持っているスキルがあれば)就きたい仕事につける
  • 職場を変える許容期間の長さが正社員よりも緩い(1年くらいやれば問題ないケースが多いと思います。半年程度でコロコロ案件を変えているとフリーランスでも厳しいです。)

案件の参画ハードルが正社員転職に比べると低い

あげている方があまりいなかったのですが、個人的にメリットとして、かなり大きいです。

発注側はダメだったら短期で契約解除すればいいだけなので、案件に入るのが正社員転職よりも簡単です。(正社員だとカルチャーフィットをみるのと、雇った後間違ったと気づいても簡単に首にできないため、慎重になるケースが一般的です。)

その案件の完全な経験がなくても被っている領域が少しあったり、面談での印象がいいと、通ることがあります。

また年齢制限に関してもフリーランスの方が正社員よりもやや緩い傾向にあると思います。

デメリット

その瞬間に持っているスキルで勝負しがちになる

フリーランスの場合、「限定的な期間で特定スキルを持っている人」になりますので、未経験領域が多い仕事は基本難しいです。

入れるとしたら炎上案件とかでしょうか・・汗

正攻法でクリアする方法としては、

ある程度長くお客さん先に常駐して(半年〜1年程度)、信頼を得る

ことができれば未経験の仕事をさせてもらえることがあります。

私も1つの現場には比較的長くいる方でしたので、結構いろいろな仕事をさせていただきました。

ただ、その場合、前述した案件を自由に選べるというメリットはなくなります。

上位フェーズの仕事が難しい

エンジニアの場合、言語の変更ぐらいだったら可能なのですが、未経験の場合、マネジメントフェーズや顧客折衝を含むものを経験したい場合、厳しいです。

一部、お客さん先が小さい企業でルールが緩い場合はマネジメントさせてもらえることもありえますが、普通の会社ではどうしてもフリーランスの場合、末端の作業員と決めていることが多いため、難しいケースが多いでしょう。できても3、4名程度のサブリーダーかと思います。

給料が下がることがある

会社員と違って昇給という概念がなく、当然給料がダウンする可能性があります。

これは案件を変えた時が一番大きいと思いますが、私もお客さんの景気が悪くなったときに一律5%近くダウンなんてケースが過去にありました。

会社員の場合、給料を下げるケースはあまりないため、大きなデメリットかと思います。

定期昇給がない

会社員と違い、「今あるスキル」での勝負になるため、当たり前ですが、定期昇給という概念がありません。

昇給するには

  • 長く在籍して信頼を勝ち得る
  • 希少な経験を積む

のいずれかになると思います。

後者の場合、

  • 副業などで新技術の取り組み、面談時にアピール
  • ポートフォリオを作成し、面談時にアピール
  • 現場で長く滞在して信用を勝ち得て、新しい仕事をやらせてもらう

などになるかと思います。

だったらコスパを考えると会社員でいいじゃん・・となるかもしれません。

年齢と経験がアンバランスになる

個人的にかなり大きいデメリットかと思います。

会社員でいる場合、一般的に昇給することがほとんどだと思いますので、年齢と経験(=給料)を連動させる傾向にあります。

その場合、仕事のレベルというのがどんどんあがっていくことが一般的です。

要は何歳だったらこのくらいのスキルがあってほしい、といった人事設計があり、会社も仕事を任せるわけです。

フリーランスの場合、当然そういったものはなく、仕事を選ぶのは自由なのと、フェーズを上げるのは難しいため、同じレベルの仕事を10年間するといったこともできます。

ようは同じスキルであれば20代後半と40代後半の人が同じぐらいの単価で働くなんてのが普通にあります。

これを

年をとっても自由に仕事を選べる

とみればメリットですし(ただ作業メンバーの場合、後述するようなデメリットもあります。)、

年をとってもずっと同じ仕事をやっていて一回り以上年下のメンバーと仕事をすることになる(=それを屈辱に感じる)

とみればデメリットかもしれません。

年をとると仕事が見つけづらくなる

PMやITコンサルはわからないのですが、一般的な開発メンバーの場合、40代が限界ではないかと思います。

40代であれば経験年数も10〜15年以上になっている方がほとんどですので、スキル感は問題ない方が多いです。

ただ現場でのアサインに関して、年齢の大きく離れた方と働くことに抵抗ある方が多いため、40代ぐらいまでが限界かと思います。

現場でもやはり開発メンバーで40代中盤以降の方はみませんでした。

フリーランス案件は前述したように参画ハードルが比較的低く、年齢制限も正社員よりは緩いのですが、IT業界(特にweb)は若い方が多いのでやはりメンバーも40代ぐらいまでを限界と考えていることが多いです。

今、20代〜30代の方もいずれは年をとっていくのでそうなるとわからないのですが、2023年現在では上記のような状態です。

単価を下げることは難しい

フリーランスを生涯やる方もいると思いますが、どこかで正社員を検討される方もいると思います。

フリーランスから正社員になる際、年収が下がるケースが多いと思います。

その場合、理屈で正社員の方がメリットがあると分かっていても、一度あげた報酬を下げる心理的抵抗は必要以上に大きいため、なかなかできない方が多いと思います。

それがあり、やめたいけど、フリーランスを続ける方は多いんではないかなあ、と思います。

よく言われるけどそうでもないと個人的に思うメリット

以下はよく言われているけどそうでもないメリットを個人的にあげてみます。

あくまでSES形態なので後述する受託などを受けているフリーランスとは違うかもしれません。

報酬が青天井

SESの場合、時間精算になりますので、収入に限界があり、青天井にはなりません。

作業エンジニア(PMO以上を除きます。)の場合、エージェント経由だと、80代後半ぐらいが一般的なMAXでしょうか。

手取りは70万弱ですので、年収換算で800越えるぐらいです。

超高学歴である必要もない、ある程度真面目に仕事を5年程度積んでいればなれる、20代でも到達できる、などを考えれば、確かにコスパはいいのですが、いろいろな補償がないことや、デメリットもそれなりにあり、これが十分と見るかは判断の迷うところだと思います。

受託などの場合、時間精算ではないので、確かに青天井ですが、当然リスクも青天井です。

人間関係に苦労しなくて良い

フリーランスのメリットとして挙げられますが、どんな仕事でも人間関係は必ず発生するので、これはありえないです。

基本的にチームで参画する案件がほとんどですし、いろんなスキルを身につけたい(=いろんな仕事を降ってもらいたい)場合、お客さんにいろんな面で信頼してもらう必要があります。

技術力もそうですが、人間的に問題がない、気持ちよく仕事ができる、という点も大事なため、人間関係を円滑にすることは必須です。

どんな仕事も人間関係からは逃れられません。

自由

何をもって自由というかはわからないですが・・・

働く場所はリモートでしたら今のご時世会社員でもいくらでもあるとおもいます。またSESの場合、時間に関して拘束されるので全く自由ではありません。

個人で受託だと当然土日も仕事をしなくてはいけません。

よく言われるけどそうでもないと個人的に思うデメリット

よく挙げられるデメリットに関しても、個人的な見解を・・・

収入が不安定

SESの場合、時間契約でかつ、経験をベースにきまるので、基本的に大きく落ちることはないと思います。

ずっとスキルアップしなかったら少しずつ下がりますが、SESのフリーランスエンジニアの場合、比較的安定しているのではないかと思います。

あえていうと昇給が限られます。

契約が切られる

よく挙げられますが、真面目に仕事をしていれば基本あまりきられることはないと思います。

PMも現プロジェクトが終了しても真面目に動いてくれるのであれば、次のPJでも新しい人を探すよりは今いる人でなんとかしたいと考えるのが自然だとおもいます。

真面目に仕事をしていれば基本的に長期案件になります。

税務処理回りが面倒

私は形態は会社員なのでやってないですが、昔は純粋に個人事業主として活動していたのでやってました。

多少面倒かもしれませんが、やることは決まっているので、慣れれば問題ないと思います。代行してくれるサービスも結構あるかと思います。

ローンが組めない

買ったことないんでわからないですけど、「フリーランス デメリット」みたいなワードで検索するとよくでてきます。

多分定期的な収入があれば問題ない気はしますが・・・家を買いたい人には大きいかもしれません。

孤独

うーん。結構あげている人が多かったのですが、あまりわかりません(汗)。

SESだと現場の方とは毎日、接しますので、孤独ではないと思うのですが、会社員としての一体感が欲しかったり、どこかに所属している、という欲求が欲しい人には大事なのかもしれません。

番外編

基本的にSESのフリーランスについて買いてきましたが、SESなどではなく、個人受託などの仕事で食っている方とも少し仕事をしたことがあります。

これについては圧倒的なデメリットがあります!

だらしなくなりがち

SESで働くフリーランスは会社員と同じなので、あまりいないのですが(というかつづけていられないので)、個人受託なんかを受けている人は自己管理能力がない場合、生活がだらしない大学生みたいになりがちです。

いい年した大人で

  • 朝起きれない
  • 途中で音信不通になる
  • とにかく異常にだらしない(時間が守れない、期限までに成果物があげれないし、それを報告もしない)

とか結構みました・・・止める人いないんで崩れると終わります。

弱者は基本的に自由が無理なので、誰かに管理してもらいましょう。

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